【語法メモ】”a … sky”と”(the) … skies”の違い

sky or skies アイキャッチ画像 語法

英語の勉強で文章を読んでいる時に、”the skies”という単語が出てきて、空は1つしか無いのに何故複数形なのか気になり、調べてみました。

この記事は自分なりに調べたことのメモなので、安易に鵜呑みせず、参考程度という位置付けでご覧下さい。

英英辞典で調べてみる

なるべく英語のまま理解するためにも、英英辞典で調べることにしてみました。
単数形”sky”を引いてみます。

【英英辞典①】Longman Dictionary of Contemporary English

まず、「雲、太陽、星が見える、地球上の空間」と「空」の語義が記載されています。
そして、複数形の表記があり、リンクになっていたので、その先を下記に引用します。

[plural] a word meaning ‘sky’, used especially when describing the weather or what the sky looks like in a place

引用元 Longman Dictionary of Contemporary English オンライン版”skies”ページ見出し2番目

私なりに上記を訳してみます。

とぱず訳
[複数形]空を意味する単語、特に天気や空の様子を説明する時に使用される。

引用はしていませんが、その下の例文も訳してみます。

とぱず訳
青い空と暖かい日差しの大地
空は曇っていて、肌寒くジメジメしていました。

ということは、漠然と「空」と言う時は単数形、天気が主な時は複数形、と言うことでしょうか。

【英英辞典②】Oxford Advanced Learner’s Dictionary

始め星印で単数形=「空」の語義があり、その下、オレンジ色の背景で記載されている箇所に下記のように書いてありました。

You usually say the sky. When sky is used with an adjective, use a… sky. You can also use the plural form skies, especially when you are thinking about the great extent of the sky.

引用元 Oxford Advanced Learner’s Dictionary オンライン版”sky”ページ
とぱず訳
大抵”the sky”と言う。形容詞と一緒の時、”a… sky”を使用する。また、特に空の大きさについて考える時、複数形の”skies”を使うこともできる。

語法・使い方の解説が載っていました。

感覚的にロングマンとは少しニュアンスが異なっているかな?とは思いますが、やはり空の特徴・様子を述べる時は特別扱い=”a … sky”を使用する、というのは確かのようです。

【英英辞典③】Cambridge Learner’s Dictionary

こちらもまず「空」の語義、その下の例文、そして更にその下に、「”skies”も見てね」と記載されているので、リンク先に飛びます。

the sky in a particular place or in a particular state:
beautiful, clear, blue skies

引用元 Cambridge Learner’s Dictionary オンライン版”skies”ページ
語義と例文の訳は下記の通りです。
とぱず訳
特定の場所や状態の空:
とぱず訳
美しく澄んだ青い空

ケンブリッジの語義は、シンプルであるが故に若干分かりにくいですが、「特定の状態の空」=「空の様子」と考えるとロングマンに近い説明です。

ダメ押しで英和辞典で調べてみる

ほぼほぼ語法の理解は出来ましたが、念のためで英和辞典でも調べてみます。

【英和辞典①】ウィズダム英和辞典(手持ちiPhone内蔵辞書)

1 〖通例the ~〗 空, 上空; 青空; 天空 (!blue, starryといった〖形容詞〗などで修飾される場合はしばしばa … sky, skiesとなる; しばしば空の広がりを強調する場合にskiesとなる)

引用元 ウィズダム英和辞典”sky”ページ

これまでの英英辞典、特にオックスフォードのものと解説が似ています。

【英和辞典②】研究社 新英和中辞典(Weblioの英和辞典検索内)

1 a [the sky] 空,大空,天空 《★【用法】 《文語・詩》 ではしばしば the skies として用いる》.
There were no clouds in the sky. 空には全然雲がなかった.
b 不可算名詞 [また a sky; 修飾語を伴って] (ある状態の)空; 空模様 《★【用法】 《文語・詩》 ではしばしば複数形で用いる》.
a clear sky 澄んだ空.

引用元 ウェブサイトWeblioの英和辞書検索内ページ内 研究社 新英和中辞典”sky”ページ

見出し”1b不可算名詞”の解説に、修飾語(≒形容詞)がつく時は、”a … sky”になると記載されています。
また、書き言葉の用法として、複数形を使用するとの記載もあり、概ねこれまでと同じ解釈で間違いなさそうです。

ただ、見出し”1a[the sky]”の単純な空を指す際に、書き言葉の用法として、”the skies”も記載してあり、少しこんがらがりそうです。
ですが、オックスフォードやウィズダムの解説から考えると、特に大きさを強調する場合に“the skies”と表現するのが良さそうです。
複数形になっていることで、感覚的にも「大きい」と感じますが、この感覚は私だけで合っているのかは分かりません。

まとめ

【結論】”a … sky”と”(the) … skies”

「空模様、天気、天候」を指す場合、”a clear sky“または”(the) clear skies
その他にも、
  • 基本的に「空」のことは、”the sky”
  • 空の「大きさ」を強調する場合、”the skies”

を、使い分けの判断基準として学びました。

英語勉強中の私が調べて分かったことは以上です。

試しに、「sky skies 違い」で検索すると、解説しているブログや、質問サイトが数多くヒットしたので、もっとネイティブの考えに近い解説や、詳細な使い分け等載っていると思います。

おわりに

今回は、複数の辞典でほぼ同じ解説が出ましたが、解釈はあくまで私の想像です。

もう一押しするようなものが何かないかな?と検索したところ、下記のような書籍が見つかったので、入手したら該当箇所を探し、また学生時代の文法書を掘り起こして確認し、情報をアップデートしたいと考えています。

また繰り返しになりますが、辞典を開いて、自分なりに解釈しただけなので、参考にして頂いても構いませんが、間違っている可能性が十分にあります。
この記事を参考にして頂いた際、あるいは、その後に生じた損害等の、一切の責任を負いかねます。
その点を、何卒ご了承下さい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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